英語

久しぶりにブログを書かせていただきます。


季節は、涼しい季節となり本格的に受験の匂いがしてきました。


特に高校生の皆さんは、共通テストの英語対策は進んでいますでしょうか。


リーディングパートはすべて長文(チラシやメールを含む)という構成で、英語嫌いな人からすると、ただただ苦しく、重荷になっているのではないでしょうか。


さらに、模試の結果も追い打ちをかけるように、パッとしない偏差値で焦りを感じている受験生もいることだと思います。


そのような状況下で陥りやすい現象は、

「この時期から何を勉強すればいいのだろうか。」

「とりあえず単語をやっておこう。」


という、非効率的な思考に陥ってしまいます。

私は、この時期だからこそ短い期間で「文法」の学習を再度見直し、その文法が実際の長文に出てきた際にスピーディーに読解する力に変えていく力を養成する必要があると考えています。


大量の長文を読解するためのポイントは「物理的に速く読むこと」ではありません。

物理的に速く読むだけだと、長文全体の全体像が把握できても、設問に絡む詳細までは理解できません。

では、どのように長文読解を進めていくべきかというと、やはり幅広い文法力からその文脈に適した意味を引き出す、いわばチャンネルをコロコロと変えて読み進めていくべきで、その決定と選択のスピードを速くしていくべきなのです。


そのためには、やはり文法力が必要なのです。

私は、以下の参考書を胸を張ってお勧めしており、友人には20人以上にお勧めして買ってもらった経験があります。「もし買って、良いと思わなかったら買い取るよ」と言っていました。笑 一人も返金を求めてきた人はいませんでした。


1カ月間で以下の関正生先生の「大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座 (「世界一わかりやすい」特別講座シリーズ)」をしっかりと理解すること。

※下にリンクを張っておきます。




次の1ヶ月で「大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座」を理解すること。

※下にリンクを張っておきます。



参考書の多くを見てきました。短い期間で結果を導くために最適な参考書だと確信しています。確かに、合う合わない等はあるかもしれません。しかし、丸暗記が嫌いで見てくれた皆さんにとっては、きっと合うと思っています。

受験生の健闘を期待しています。


tommy





日常生活において様々なタスクに追われる生活を続けることによって”味のない”毎日

になってしまっている人々に対して、偉人の名言を通して、毎日に少しでもスパイスが加えられることを願って、「偉人の名言から学ぶ英語の魅力2」を書いていきたいと思います。


We are all in the gutter, but someone of us are looking at the stars.

By Oscar Wilde (オスカーワイルド) Irish Writer(アイルランドの作家)

※gutter 名詞=ガタ―(ボウリングと同じ) 溝、排水溝、ドブ

訳:私たちは皆ドブの中にいる。しかし、そこから星を見ている人もいるのだ。


I have never met a man so ignortant that I couldn't learn something from him.

By Galileo Galilei (ガリレオガリレイ)Italian Scientist (イタリアの科学者)

※a man=ここでは「ある男性」という訳し方は不適切であり、一般的に「人」を指している。また、一般的な人を指す単語としては「one」が用いられることもある。

※so 形容詞 that ~ 「とても”形容詞”で~」と訳す。

訳:私はこれまでに、とても無知で何も学ぶことができないと思った人に会ったことがない。

解説:私たちは、生きていく中で様々な人に出会います。一般的に”成功者””勝ち組”という部類とされる人たち、”負け組”、また面白い人、面白くない人。そして時に私たちは、面白くて自分にとって好都合な人とばかり関係を持ってしまう傾向にあります。しかし、ガリレオガリレイも言っているように、本当に賢明な人は出会ったすべての人から何かしら学ぼうとするのです。つまり、関係を持つ人を選択するということは、自分の学ぶ機会を制限してしまっているということです。


To those who need encouragement,remember this: Beware of quitting too soon. Dr.Seuss's first children's book was rejected by 23 publishers. The 24th publisher sold six million copies.

By Ann Landers (アンランダース)famous newspaper columnist (著名な新聞コラムニスト)

※those who~ = ~な人々 encouragement=en- (込める)-couragement (勇気)→励まし

※beware=動詞 用心する 気を付ける

訳:励ましを必要としている人たちへ。これだけは心にとめておいてください。-あきらめるのが早すぎます。ドクタースースの初めての児童書は23社の出版社に断られ、24社目の出版社で600万冊のヒットとなったのです。


There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self.

By Ernest Hemingway (アーネスト・ヘミングウェイ)American Wirter (アメリカの作家)

※noble=形容詞 崇高な 高貴な すごい superior to A =Aより優れる

訳:仲間より優れることはすごいことではない。真のすごさとは、過去の自分よりも優れた人間になることである。


Twenty years from now, you will be more disappointed by the things you didn't do than the ones you did. So throw of  the bowlines. Sail away from safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.

By Mark Twain (マーク・トウェイン) American Writer (アメリカの作家)

※bowlines=名詞 はらみ網(先端が輪っかのロープ)harbor=名詞 港

※trade wind=名詞 貿易風

訳:今から20年後、あなたはやったことよりやらなかったことに後悔するだろう。だから、ハラミ網を解いて、安全港から出航するのだ。貿易風を帆に受けて、探検し、夢を抱き、開拓せよ。


You know it's love when all you want is that person to be happy, even if you're not part of their happiness.

By Julia Roberts (ジュリア・ロバーツ)movie star (映画女優)

訳:愛とは、相手が幸せであることを望むこと。たとえ自分がその幸せに含まれてなかったとしても。

解説

How do you know if you really love someone? To find out, answer this question: do you want that person to be happy, even if that means being happy without you? Real love often means sacrifice. It means putting the other person's needs first. It means doing what's best for that person, even if it's hard for you. If you really love someone, then you will make these sacrifices joyfully.




 今回はタイトルにもある通り、偉人の名言を読み、英語を学びながら人生についても考える良い機会になればと思いこの記事を書いています。以下に100の名言集の中から選抜したものを紹介していきたいと思います。

A leader is like a shepherd.He stays behind the flock, letting the most nimble go out ahead, whereupon the others follow, not realizing that all along they are being directed from behind.

By Nelson Mandela ネルソンマンデラ

※shepherd=名詞 羊飼い ※flock=名詞 群れ ※nimble=形容詞 素早い

和訳:指導者とは、羊飼いのようなものだ。最も機転の利く者に先頭を歩かせ、残りのものを後に従わせ、自分は群れの一番後ろにいる。誰も後ろから導かれているとは知らずに。

この名言を読んだときに想像したのが、2005年に放送されていたドラマ天海祐希さん演じる「女王の教室」を思い出します。まさにこの名言が似合うような指導者でした。個人的には、指導法が極端すぎて現代では問題大有りだと思いましたが、理想的な指導の型にははまっていたと思います。大学の講義で教師歴40年以上の先生が仰っていました。ベテランの先生は、生徒主導で何でもやらせる。先生は補助的な役割。下手くそな先生ほど、先生だけが黙々と活動していたり、生徒に丸投げしてしまうそうです。

I have never met before so ignorant that I couldn't learn something from him.

By Galileo Galilei ガリレオ ガリレイ

和訳:この人からは何も学ぶべきものはないと思うような無知な人間に私はこれまであったことがない。

嫌いな人、自分と合わない人とはコミュニケーションを取ることをつい敬遠してしまいがちです。しかし、自分と合わない人ほど自分が持ち合わせていない良さを持ち合わせていると思います。誰しもこんな経験をしたことがあると思います。学校や職場で、初対面の時に感じた第一印象では「この人と仲良くなることはないな」と思っていても、気づいたらいつも一緒にいる友達になっている。どうしても、第一印象で好印象が持てなかった人、自分と合わなそうな人は、悪いところばかり見えてしまうものですが、そのような人でも良さを見つけることがきっと社会で生きていくためには必要なのかもしれません。

When people talk, listen completely. Most people never listen.

By Ernest Hemingway (American Writer)

和訳:人の話は、全身全霊で聞くべし。ほとんどの人は聞く耳を持たない。

A turely strong person does not need the approval of others any more than a lion needs the approval of sheep.

By Vernon Howard (American Writer and Teacher)

和訳:本当に強い人間は、他人に認められることを必要としない。ライオンが羊の同意を必要としないのと同様である。

Somehow I can't believe there are any heights that can't be scaled by a man who knows the secret of making dreams come true. This special secret, it seems to me, can be summarized in 4C's. They are Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.

By Walt Disney ウォルトディズニー

和訳:夢を実現する秘訣を知っている人さえ到達できない高知があるなんて、私にはどうしても信じ難い。夢をかなえる秘訣は四つのCだ。好奇心、自信、勇気、継続。

ここでの好奇心は「いつも新しいことに興味を持つこと、どんな時でも学ぶことに夢中になれる。」自信は「自分の考えを信じる気持ち」勇気とは「恐れないことで、リスクを冒すこと恐れないこと」継続は「辛い時も一生懸命前進し続けることである」

When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.

By Helen Keller

和訳:幸せの扉が一つ閉じると、別の幸せの扉が開きます。でも私たちは、閉ざされた扉を長いこと見つめていて、開いた扉があることに気づかないことが多いのです。

Some people are always grumbling because roses have thorns. I am thankful that that thorns have roses.

By Alphonse Karr (French Writer)

和訳:バラに棘があることに文句ばかり言っている人もいる。私は、棘のある茎にバラが咲いていることに感謝する。

これは、私が中でも最もお気に入りの名言である。捉え方に偏見を持たせることを避けるため、私が思ったこと感じたことはここには記さない。

Happiness is like a butterfly which, when pursued, is always beyond our grasb, but, if you will sit down quietly, may alight upon you.

By Nathaniel Hawthprne (American Writer)

※alight=動詞 降りる

和訳:幸せとは蝶のようなもの。追い求めても捕まえられないが、静かに座っていると舞い降りてくるかもしれない。


I do my thing, and you do your thing. I am not in this world to live up to your expectations, and you are not in this world to live up to mine.You are you, and I am I, and if by chance we find each other. It's beautiful. If not, it can't be helped.

和訳:私は私のことをして、あなたはあなたのことをする。私はあなたの期待に応えるためにこの世にいないし、あなたも私の期待に応えるためにこの世にいない。あなたはあなたで、私は私だ。でも、もし縁があって、私たちが出会ったのなら、それは素晴らしいことだ。たとえ出会わなかったとしても、それは仕方ないことだ。

If you want to teach someone to sail, you don't teach them how to build a boat.You compel them to long for the open seas.

By French Pilot and Author 

和訳:人に航海を教えたいなら、船の作り方を教えるのではなく、広い海への憧れを掻き立てろ。

教師はこのことを常に心得ているべきだと思います。なぜなら、生徒に問題の解き方を入試のための英語対策を教えるよりも、英語に対する魅力であったり、学習者の英語学習の動機を養うことを最優先に取り組んだほうが手っ取り早いからです。

A child can teach an adult three things, to be happy for no reason, to always be busy with something, and know how to demand with all his might that which he desires.

By Paulo Coelho

和訳:子供は大人に3つのことを教えることができる。一つ目は、理由なしで幸せでいること。二つ目は、いつも何かに夢中になっていること。三つ目は、自分の望むことを全力で要求する方法を知っていること。

Love cannot remain by itself-it has no meaning. Love has to be put into action, and that action is service.

By Mother Teresa

和訳:愛は放置しておいたら消えてしまいます。それでは何の意味もありません。愛は行動に移さなければ意味がないのです。そしてその行動とは奉仕なのです。

Keep away from people who try to belittle your ambitions. Small people always do that, but the really great make you feel that you, too, can become great.

※belittle=動詞 見くびる 軽視する the great=the+形容詞 ~な人

By Mark Twain (American Writer)

和訳:あなたの大志を軽視するような人とは距離を置きなさい。器の小さい人間は、得てしてそのようなことをする。しかし、真に偉大な人物といるとまるで自分も偉大な人物になれるような気持ちになれるものだ。


これらの名言によって読んでくださる方々の心が少しでも熱くなったり、軽くなったりといったように、少しでも影響が与えられたならこの記事を書いた価値があると思います。




今回は、ネイティブの感覚にまつわる記事になります。以下、キャサリン・Aクラフト著『日本人の9割が間違える英語表現100』に基づいて書かせていただきます。

まず、以下のそれぞれの日本語に対応した英語訳を見てみてください。

1.さようなら=see you again!

2.嘘をつく=tell a lie

3.お仕事は何ですか?=What's your job?

4.とてもおなかがすいた。=I'm so hungry.

皆さんは1~4の英語表現を見て何を思いましたか?おそらく、何も思わなかったのではないでしょうか。

「うん。それで?いたって普通の英語表現じゃん。僕/私も、この程度の日常英会話なら話せるよ。」

そのように思ったのではないでしょうか。実は、これらの表現はすべて、私たち日本人が考えている意味とは少し異なるのです。詳しく説明していきます。

まず、「1.さようなら=See you again!」ほとんどすべての人が知っていると思われる「see you」に「もう一度」の意の「again」が付けたされただけの表現です。日本人ならば、まちがいなく「また会いましょう!」と「See you again!」を訳してしまい、日常的に頻繁に友達や家族、英語の先生までにも使ってしまっていると思われます。しかし、ネイティブスピーカーの感覚では、「(もう会うことはないと思うが)また会えたらいいね。」という風に聞こえてしまいます。亡くなってしまったワイルドスピードに出演していたポールウォーカーさんへの追悼歌が「see you again」の理由が今ならわかりますね。

代わりに「See you!/See you later/ See you soon」が使われています。


次に「2.嘘をつく=tell a lie」これは単純です。この表現は英語習いたての人もしくは子どもの使う英語表現です。代わりに動詞「lie」を使うことが一般的です。

次は「3.お仕事は何ですか?=What's your job?」[job]という名詞はそもそも「仕事」ではなく「務め口」を意味します。

ex. I found a job writing leaflets. (広告を書く仕事を見つけた。)

では、What's your job?はどんな時に使うかというと、

A. やあ、マイク。最近何してるの?

B. 市役所で毎日働いていて、本当大変だよ。

A. 市役所で働いているのか。「君の仕事はなんなんだい?(担当)」

上記の「」のような既に相手の仕事種類は理解したうえで、具体的にどんな事をしているのかを尋ねる時に用いる表現です。

「じゃあ代わりに、What's your occupation?ならいいの?」と思うかもしれません。しかし、その表現は税関などお役人が使う堅苦しい表現のため日常的には用いられません。

代わりにWhat do you do (for a living?)が用いられます。


最後は「I'm so hungry」です。「so」や「too」のような「とても~」と程度を表す副詞はその程度が大きすぎるため「とても~だからー」のように後ろに続く文が必要となってきます。

ex. I'm so hungry (that) I coud eat a horse.

(私はとてもおなかがすいているから、たべようと思えば馬一頭食べれるだろう)

ex. I'm too hungry to cocentrate on my homework.

(おなかが空きすぎて、課題に集中できないわ)

そのため、I'm so hungry/I'm too hungry で文を止めてしまうとネイティブスピーカーは「うん。それで?」と突っ込みたくなってしまうのです。

そのためただ「とってもおなかがすいた」と伝えたいときは[I'm really hungry.]が好まれます。


以上、簡単に4つ紹介させていただきました。これらはごく一部に過ぎません。多くの日本人が使う傾向にある英語表現はどのようにネイティブが捉えているのか気になった人は、是非記事の先頭に示した本を一読してみたください。

 今回の記事では複数の英語の知っておいて損はしない知識を書いていきたいと思います。

まず、springに関してです。「spring」はもともと「突然飛び出す」という意味です。冬の間に積もった雪や厚くなった氷が解け始めて、地下水をつくり地表に「突然湧き出す」→「泉」の意味にもなりますし、そのような季節は「春」ですね。また突然飛び出すという意味から「バネ」という意味がうまれてくるのは容易に理解できると思います。


次は、「試合」に関する英語です。試合という単語は「game」というのが一般的なイメージがありますが、「match」という単語もあることを知ってしまうと使い分けも知る必要があります。実は、「game」という単語を「試合」という意味で使用するときは語尾に-ballがつく競技の時が一般的です。「baseball」「basketball」などです。それに対して、「match」は「一対一」の競技に用いられるのが一般的です。「テニス」や「ボクシング」などです。


次は和製英語についてです。日本語で「センスがいいね!」や「趣味がいいね!」を英語で話すときにそのままYou have a good sense in clothes. やYou have a good hobby in clothes.のように話してしまう人がいます。しかしそれらは和製英語に過ぎません。英語では「taste」という単語を用いてそれらの表現を表します。

You have a good taste in clothes. 「服のセンスいいね!」


今回は、springの不思議について語源の観点から説明しました。

「きっとそんなつながりがあったのか!」と感心してくれたと思います。

その他の単語でも語源を知るとわくわくできる情報がつまっている書籍をおススメさせていただきます。(ページ下を参照)

言語学習はやっぱり楽しくなければ続けることができません。


ぜひ手に取ってみてください。






                                                                     tommy



 asleep 「寝ている」awake「起きている」といった形容詞は置く場所が限られています。説明を簡単にするために「限定用法」「叙述用法」という言葉を導入します。以下にその説明をします。

※限定用法とは、名の通り「限定」する用法です。例えば、「私は映画が好きです。」これを「私は(アクション系の)映画が好きです。」と言い換えれば映画は映画でも(アクション系の)映画に限定されますね。このように名詞を形容詞などで修飾して限定する用法を「限定用法」といいます。

Example/ I like flowers.  (私は花が好きだ)

Example2/ I like red flowers.(私は赤い花が好きだ。)ここでのredは限定用法

※叙述用法とは、簡単に言ってしまえば「説明すること」です。例えば、「あなたは美しい。」「あなたは素敵だ。」のように形容詞などを用いてある名詞(ここではYou)について説明することを「叙述用法」といいます。

Example3/ You are beautiful. ここでの beautifulは叙述用法


本題に戻ります。参考書などでは「asleep や awakeなどの特定の形容詞は「叙述用法」のみでしか使えない。」と説明されています。普通の形容詞は「限定用法」でも「叙述用法」でも用いることができますが、それらの形容詞は「叙述用法」にしか用いることができません。つまり定期テストや入試に頻出するということです。「では覚えておかなきゃ!」という発想はしてほしくないです。本当の英語の感覚を手に入れるなら「なぜ?」を追求していかなければなりません。今回も、「なぜそれらの形容詞は叙述用法のみでしか用いることができないのか」を解き明かしていきたいと思います。

asleep(形)「眠っている」の場合

もともとは、He is on sleep.(彼は寝ているよ。)

という形でした。この英文は何の問題もなく理解できると思います。

※前置詞onは「接触」の意味です。「彼が睡眠に接触しているような状態」→「彼は寝ている。」

しかし、onの音が消失(弱化)してaに近い音になりました。

on sleep→ a sleep → asleep

このようにしてasleepは完成しました。そのようなことは信じられないと思う人は辞書を使ってasleepを調べてみてください。ちなみにweblioの語源の欄には「From a- ‎(“in, on”) +‎ sleep」のように記されています。

つまり、「叙述用法」にしか使えないのは言ってしまえば当たり前なのです。仮に使ってみたとします。以下のようになります。

*The asleep baby is ours.(その寝ている子供は私たちの子です。)

→The on sleep baby is ours. 

文章が成り立たないことがわかります。awakeも同様です。ここまでの説明を参考書などにも記載してくれれば本当の英語力が養われて、かつ、暗記を強いられることがなくなると思います。


                                    tommy






 中学の修学旅行で京都に行ったときに英語の先生から班ごとに課題が出されました。それは海外の人に英語でインタビューして写真を撮ってくるということでした。私の所属する班は複数の海外の人に話しかけました。そこで「君たちは何でここにいるの?」と聞かれたので「School Trip」→「修学旅行」と何度も伝えましたが最後の最後まで理解してもらうことはできませんでした。おそらく発音の問題だったんでしょうね。今回はそんな「旅」にまつわる単語の使い分けについての記事です。「旅・旅行」を表すことができる単語はだいたい以下に示すものだと思います。

「trip」「journey」「travel」「tour」

これらの語の違いについて意識したことがありますか?これらの単語の語源からそれぞれの持つ核心を掴むと使い分けは容易にできるようになります。

まず「trip」からです。語源は「踏む・」という意味でした。中オランダ語では「踏みつける」と解釈され、英語にもそれが派生し「新しい地を踏みつける」というところから「旅」という意味が生まれました。「地を踏みつける」ので旅行手段としては「歩き」などで英国では比較的短めの「旅」の時に用いられるようです。

次に「journey」です。語源はjournal「日記」とおなじでjourは「一日」を示しています。昔は「一日の旅」に用いられていましたが、現代の英語では比較的に期間が限定的で少し長くなった旅に用いられる単語です。

続きまして「travel」。なんと「travel」の語源は「拷問台」です。罪の証拠を持っている疑いがある人が連れていかれて拷問される台です。中期フランス語では「苦しんで旅をする」という意味でした。このように語源があまりよろしくないのです。現在では「人に連れていかれる旅」や「会社の都合上いかなければならない旅」に使われます。意識しないで使っているネイティブもいるらしいですが。。。

最後は「tour」です。語源が「turn」「曲がる 回る」と同じです。つまり観光スポットを巡る旅ということです。「tour」のイメージは現代人のイメージと一致しますね。


このようにそれぞれの単語にはそれぞれの歴史的な根源的な「重み」「深み」があります。普段何気なく使っている単語にもその重み深みがあると思って自発的に調べてみるのも面白いかもしれないですね!

                                                     tommy



 中学生になり一番最初に覚えたフレーズが「Here you are.」でした。英語の先生がプリントを配るときに一番前の席の人にそう言いながら渡していました。それから文法を勉強していくにつれて、here you areに疑問を感じるようになりました。文型自体は第一文型です。 ここでは強調構文(任意倒置)になっておりYou(S) are(V) here(M).のSVMがMVSになっています。Here(M) you(S) are(V). それをふまえたうえで単純に訳しても「あなたはここにいます。」になってしまい、「はい。どうぞ。」の訳にたどり着くことはできないと思っていました。ではなぜHere you are. で「どうぞ!」の意味になると考えられているのかを以下に示したいと思います。

 例えば、あなたがレストランに行きピザを注文するとします。しばらくして店員さんがピザを持ってきて「Here you are.」と言ったとします。

もう大体予想がつくと思いますが、ここでの「You」は「あなた」ではなく「あなたの注文したもの」つまり「ピザ」のことを示した代名詞の「You」なのです。

ちょっと待って。「You」が人以外つまり「あなた(たち)」以外の代名詞として機能するの?と思う人もいるかもしれませんが実は機能します。下の会話を見てみてください。

A. Our company would like to cooperate with your company.

(私たちの会社はあなた方の会社と協力していきたいと思っております。)

B. That's a nice idea. We are just thinking of cooperating with you.

(良い考えですね。我々もちょうどそのことについて考えていたんだ。)

Bさんの発言の「We」と最後の「You」ですがここでは

「We」→「Our company」

「You」→「Your company」

を指示しています。つまり「You」や「We」などの代名詞は「人」のみならず「もの」としての機能も果たすことが可能なのです。

これでHere you are.の謎が解けましたね。

Here(ここに・こちらが) you(あなたの注文した品) are(あります・です)

→Here you are.(どうぞ!)

おそらくどのサイトまたは参考書を読んでもこのように解説されています。この解説を素直に受け止めることができた人は以下に書くことは読まないほうがいいです!ごちゃごちゃになってしまうので!

自分はこの「You」が「人以外のもの」も指示すことができるという解説に疑問が残ります。ジーニアス英和辞典で「You」を調べてみます。よくみてみますと「あなた(たち)」以外の訳語は与えられていませんし、人以外の「もの」にとってかわることができるというような記述もありません。念のためWeblio英和辞典でも調べてみますと「あなた(たち)」以外はありません。では先ほどのAとBの会話の話はどうなるんだと思うかもしれませんが、あくまで私の持論ですが「We」や「You」は会社のことを指示しているのではなく、その会社の人々のことを指示していると思うのです。それと同様の説明はほかの英文でも説明がつきます。例えば、あなたがお店に行きXmagazineという雑誌がここのお店においてあるかを店員さんに尋ねるときは以下のようにたずねます。

C. Do you have a Xmagazine?

ここでの「You」は「お店」を指示している。と解説されがちですが、ここでの「You」は先ほどと同様に「そこのお店の店員さんたち」を指していると思います。それを証拠にある場合は「Yes, we have.」と返答します。

結局何が言いたいのかといいますと、Here you are.の「You」を「あなたが注文したもの」で片づけるのには少し疑問が残ります。「You」は普段から「人」として扱われていますがこのような決まり文句を説明するときだけに急に「You」は人以外にも使えてここでは「あなたの注文したもの」と言われても納得ができません。未だ自分は、「Here You are.」が実際のところどんな理由があって「はい。どうぞ。」の訳語があてられたかは理解できていません。「You」が「あなたの注文したもの」を指しているのが正しいのか、それとは別にもっと深い意味があるのか わかり次第記事に書いていきたいと思います。また、知っている人、調べてこれが正解じゃないかなというものを示せる人がいましたらコメントいただけると幸いです。

                                    tommy





 英語に限らずほかの言語を学習するとき最初に学習することは「文字」である。英語の場合「大文字」と「小文字」があります。最初に大文字が生まれて小文字が次に生まれたことは安易に予想がつくと思います。私が小学生で英語を学習したてのころ大文字と小文字が混合してしまっていたのを思い出します。文字数が増えるということはそれだけ複雑性が増すということです。ではなぜ、このように大文字、小文字と二種類の文字を生み出す必要があったのかを説明していきます。

 紀元8世紀のころ、当時用いられていた紙は現代に用いられている紙とは大きく異なり、羊の皮をなめして作る「羊皮紙」でした。その当時、多くの人が文字を書いていたので羊皮紙が不足しました。つまり、羊皮紙の生産が間に合わなかったのです。その結果、古い文字を消して書き直したりして再利用したりしていました。ここで当時の人々は頭を使ったのです。「文字を小さく書けばいい。」そうすれば、限られた羊皮紙により多くの文字を書くことができると考えたのです。これが「小文字」が生まれた起源なのです。実は、小文字にはメリットがまだあります。それは「画数」です。大文字に比べて小文字は画数が少ないです。当時の人々は文字を書く機会が多かったので、少ない労力で多くの文字を書くことを望んでいました。

 おまけ(入試などの問題だと思って解いてみてください。)

問題1 次の英文の考えられる適当な文型と和訳を回答欄に記入せよ。

           I can fish.  ヒント(発音のストレス) 

文型1:第   文型 和訳1(     )

文型2:第 文型 和訳2(     )


問題2 次の英文を条件を注視してそれぞれ和訳せよ。

           The policeman looked hard.

条件1:文末に[at me]を加えて。 和訳(     )

条件2:文末に[to me]を加えて。 和訳(     )

※解答は下記に示しておきますので終わったら見てください。



解答

問題1 一つ目は第1文型でcanを弱形であるk(ə)nで発音しfishにストレスをおいた場合の和訳は「私は釣りの仕方を知っている。」が答えになる。

   二つ目は第三文型でcanを強形であるk`ænで発音した場合の和訳は「私は魚を缶詰にする」が答えになる。

問題2 [at me]を補った場合、文章全体が第一文型となり「その警官は私をじっと見た。」が答えとなる。[to me]を補った場合、文章全体が第二文型となり「その警官は私には厳しそうに見えた。」が答えになる。


                                      tommy



中学校で英文法を学習した人なら誰しもが三単現の-sについては知っているでしょう。

しかし、その存在意義について語られることはほとんどありません。

今回は、三単現の-sの起源と存在意義について書いていきます。


誰にも解説が理解できるように、そもそも三単現の-sとは何かについて復習しておきたいと思います。


一人称=自分、もしくは自分を含む複数のこと→「I」「we」

二人称=話し相手一人、もしくは複数→「you」(youは一語であなたとあなたたちをあらわすことができます。)

三人称=自分や話し相手以外の人→「he,she,they,it」などがあり、これらは単数と複数にわけることが可能です。「he,she,it」は「彼、彼女、それ」と単数です。「they」は「それら、彼ら」と複数を表します。


三人称かつ単数の語を主語にとるときは動詞の語尾に-sを付加しなければならないのです。

例) He loves you. 彼はあなたのことを愛している。


話は本題に戻り、ではなぜこのように三単現の-sを付加しなければいけないのでしょうか。

この問題を解決するには、歴史に沿って英文法がどのように変化してきているのかを知る必要があります。


大学などで日本語以外の外国語としての言語を他に専攻している人は気づいているかもしれないが、英語以外のドイツ語などの言語には主語によって動詞の語尾が激しく変化してきます。英語はいまでこそ動詞の語尾が落ち着いていますが、歴史上では英語も例外とは言えません。下の表をご覧ください。


 主語   14世紀   16世紀  現代

    I    singe         sing   sing

  You   singest    singest     sing

   He      singeth    sings        sings

     We           singe(n)          sing          sing


昔の英語はこのように主語によって四種類もの動詞の語尾変化に対応してきたのです。

三単現に-sがつくのは過去の英文法の名残なのです。実は三単現の-sは文法上こうだから必要という存在意義は存在しないのです。ただ、こうして過去の英語使用者が使っていた文法を残すことで現代の英語使用者に昔の英語はもっと難しかったんだぞと訴えているのかもしれませんね。


人間は声や表情、ジェスチャーなどによって相手とコミュニケーションをとります。しかし、人間以外の動物はどのようにコミュニケーションをとっているのでしょうか。今回は、人間と人間以外の動物のことばの違いについて明らかにしながら、互いのコミュニケーションの差異を明確にしていきたいと思います。

気まま性

・人間のことばにおいて伝える内容とそれを表すことばの間にはまったく結びつきがありません。たとえば、人間は水を表現するとき日本語では「水」英語では「water」と表します。しかし、「なぜ?」と問われると答えることができません。つまり、結びつきがないということです。

※例外として「擬声語」 bang-bang 「バタンバタン」など 擬声語はきままではなく、実際の音がことばになっています。その意味では、動物の音声に近い性質をもっているといえます。


二重性

・人間のことばは30~40の音をもち、音の組み合わせで単語や文を作ることができます。このように、音が結びついて単語や文などより大きな単位になることを「二重性」といいます。これは人間の特徴です。鶏は20の音。イルカは20~30の音をもっています。


抽象性

・動物のコミュニケーションは目の前の事象か本能的な要求に限られます。たとえば

1 敵が来るぞ

2 敵は去ったぞ

3 あちらの方向に食べ物があるぞ

4 君が好きだ 私のものにしたい

動物は、音声はごく限られた場合のみで、人間は、時間と空間を越え抽象的な話題でも扱うことができる。


規則性

・人間のことばには語を作る際の音の組み合わせ方、分を作る際の単語の並べ方などに決まりがある。これを「規則性」といいます。ゾウやイルカにもこの規則性があるといわれています。人間の言葉の場合、一定の規則のもとに、要素が網の目のように結びつきあった複雑な体系です。その体系を解明することこそが言語研究の最大のテーマでもあります。


普段われわれの周りにいる動物も口から音を出して何らかのコミュニケーションをとろうとしています。私たち人間同士はお互いの言葉を勉強すれば互いを理解できますが、人間と動物が言葉を介してコミュニケーションをとることができないのはとても不思議なことです。どのようにすれば、ことば いわゆる言語を用いて人間と動物がコミュニケーションをとることができるのか考えてみるのも面白いですね。

p.s. ある言語学者は「言語は人間のみがもつことができる潜在能力」といった人がいます。チンパンジーを生まれたときから英語にあふれた環境で育てても、少しの単語を覚えることはできたが、それを運用するまでにはいたりませんでした。知能レベルがあれだけ似ているチンパンジーですら「言語」を操ることができないのです。人間と動物が言葉を介してコミュニケーションをとれる日は来ないかもしれませんね。


このブログを目にしている方は、おそらくかなりレベルの高い英語学習を求めている方だと思います。「なんで?」「どうして?」を絶え間なく追及する学習者だと思います。

そのような方には、ぜひ本物の英語を学習していってほしいと思います。

本物の英語を習得するためには、どのような学習が効果的かお話させていただきます。

やはり、”語源”を意識して学習することが大切だと考えています。

言語は生き物です。生きていた歴史があります。その過程の中で意味をあちこちに変えてきました。しかし、語源さえ押さえることができれば、派生された意味に振り回されることはなくなります。

語源をとても分かりやすく、楽しく解説してくれる有名な先生の著書をおススメさせていただきます。楽しく語源を学びたい方はぜひ、手に取ってみて頂きたいです。




                              tommy


 今回は前置詞にまつわるお話です。自分が中学生のときに先生に「前置詞で文章を終えてはいけないよ」と教わったのを覚えています。高校で英語を学習すれば必然的にこの教えに首をかしげることになると思います。今回の記事では、結局どちらが正しいのか自論を展開したいと思います。

中世 英国では上級階層の人々がラテン語を学習するようになり、ラテン語が多く入りこんできました。その後、英国の世界進出は著しい成長を続け、外来語の流入が激しくなり自国の言語が汚されてしまうことを恐れた詩人や作家たちが中心となり、アカデミーを設立し、そのアカデミーによってあらゆる文法体系を確立しようとしました。中心人物の一人であるジョン・ドライデンはラテン語では文末に前置詞を置かないことに気づき、前置詞を文末におく慣用句を否定しました。ちなみに、否定される以前から大活躍していたシェイクスピアなどの作家は前置詞を文末に置くことはたびたびありました。今の英語話者も普通に文末に前置詞をおくことはありますよね。たとえば、

What do you earn money for? (なんのためにお金稼ぐの?)

のように。ちなみに、末尾に置かないように努力すると

For what do you earn money?

と、なりますね。有名な話ですが、イギリスのチャーチル首相はそのように「文末に前置詞を置いてはいけない。」というルールに反対意見のようです。彼はこのように言ったのです。

This is something up with which I will not put. (これには耐えられない。)

実に皮肉的な言い方ですね。少し笑ってしまいましたが。

※本来 This is something which I will not put up with.

この記事のタイトルにもあるように

Prepositions shouldn't be used to end sentences with.(前置詞は文末におくべきではない)

このように、からかう人も出てきました。

一概に、どちらが正しいとは言えません。しかし、言語は人々が毎日の日々で利用するものです。そのため、日々変化します。今の時代が文末に前置詞をおくことを好むならそれでいいと思います。どちらが正しい、どちらが誤っているの決着をつけるよりも両方ともひとつの変化する英語として習得すべきだと思います。それが本当の英語の学習でもあると思います。

                                  tommy