英語はほとんどの文が5文型で分けることができるとされている。
第一文型 SV
第二文型 SVC
第三文型 SVO
第四文型 SV(O1)(O2)
第五文型 SVOC
このように分類されます。
※Sは主語。Vは動詞。Cは補語。Oは目的語。また、この中にM(副詞)は含まれていないが五文型ではMは文に不可欠な要素とは認められていないために、この中に含まれない。また、第四文型は(O1)=間接目的語 (O2)=直接目的語である。
ex I give you some presents.
この文章の場合、動詞である「give」は与えるという意味の動詞である。与えるだけでは意味が通らないため「何を与えるのか」が来るはずである。例文で言うsome presentsである。それが動詞の直接的な目的語つまり直接目的語である。また、与えるといわれれば対象を示すのが普通です。例文で言うyouである。しかし、与えるという動作には直接関係しないので、間接目的語となります。
五文型は多くの文を形づけることができるという利点がありますが、もちろん問題点も多く存在します。次の例文を見てください。
1.I have been in the garden.
ずっと庭にいたいよ
I=S have been=V in the garden=M
五文型ではMは不可欠要素ではないのです。つまりMを抜いても分が成り立つということです。抜いてみましょう。
2.I have been.
この文章は意味が取れず不完全なためSVと文型を振ることはできません。
次の文も見てください。
3.You must put all the toys upstairs.
すべておもちゃを二階において来なさい。
You=S must put=V all the toys=O upstairs=M
先ほど同様、この文からMをとってみます。
4.You must put all the toys.
この文章は意味が取れていないため、SVOと振ることができません。putとい単語は「put+目的語+(副詞句)」で「~にーを置く」という使われ方が一般的です。
※「それを置いて!」などいうときは副詞句はなくても大丈夫です。
以上で証明した通り、五文型だけでは説明できない文章が出てくるのです。そのため英語の文章をすべて五文型で振り分けるのには無理があるため文型の数を増やしたほうがいいのではないかという研究者が増えました。その一例が「七文型」です。以下に示します。
第一文型 SV
第二文型 SVM
第三文型 SVC
第四文型 SVO
第五文型 SVOM
第六文型 SVOO
第七文型 SVOC
このように、文型を五つに分けることが必ずしも正解とは限らないのです。ほかの研究者でもっと多くの文型に分類する人もいますがそれぞれ賛否両論あるので自分で研究して自分の正解だと思う「文型」について考えてみるのも面白いかもしれません。
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