goは「行く」でcomeは「来る」ではない

初等教育ではgoは「行く」comeは「来る」と教えられます。しかし、センター試験などや普通の英会話で

Mother : It's time for dinner! John.

ジョン 夕ご飯できたよ。

John : I'm coming!!

今行くよー


というようにcomeなのに「行く」と訳されていて、驚くと思います。しかし、この訳出は正しいのです。そもそも「go」と「come」の本質について書きたいと思います。

AさんとBさんがいたとします。自分の家にいるAさんがBさんから電話をもらい家に来てくれと頼まれてBさんの家に行くとします。このように、ある場所からある場所に向かうイメージがcomeです。

先ほどのお母さんとジョンの会話を思い出してください。ご飯だよと呼ばれたジョンは今いる場所を離れて食卓へ向かうわけです。なのでcomeを使って表現しているのです。


※お母さんからしたらジョンは食卓に「来る」のであってジョンからしたら食卓へ「行く」です。なので、comeは「行く」も「来る」も両方があります。


続いてgoですがgoはcomeの逆です。

AさんとBさんが一緒に遊んだあとAさんが帰るとしましょう。このように、ある場所から離れて行ってしまうイメージがgoです。ご飯できたよ。と呼ばれたときにI'm going.と言うと「向かう」イメージのcomeとは異なり「離れていく」イメージになってしまうのです。なので、I'm comingを使うのです。


まとめるとgo→「ある場所からある場所へ離れていくイメージ」come→「ある場所からある場所へ向かうイメージ」

goは離れていくので「マイナスのイメージ」も同時に生まれます。comeは向かってくるので「プラスのイメージ」も同時に生まれます。go wrong(-だめになる)come true(+実現する)goとcomeのイメージを理解するとこれらの表現はより鮮明になってきます。





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