Prepositions shouldn't be used to end sentences with.

 今回は前置詞にまつわるお話です。自分が中学生のときに先生に「前置詞で文章を終えてはいけないよ」と教わったのを覚えています。高校で英語を学習すれば必然的にこの教えに首をかしげることになると思います。今回の記事では、結局どちらが正しいのか自論を展開したいと思います。

中世 英国では上級階層の人々がラテン語を学習するようになり、ラテン語が多く入りこんできました。その後、英国の世界進出は著しい成長を続け、外来語の流入が激しくなり自国の言語が汚されてしまうことを恐れた詩人や作家たちが中心となり、アカデミーを設立し、そのアカデミーによってあらゆる文法体系を確立しようとしました。中心人物の一人であるジョン・ドライデンはラテン語では文末に前置詞を置かないことに気づき、前置詞を文末におく慣用句を否定しました。ちなみに、否定される以前から大活躍していたシェイクスピアなどの作家は前置詞を文末に置くことはたびたびありました。今の英語話者も普通に文末に前置詞をおくことはありますよね。たとえば、

What do you earn money for? (なんのためにお金稼ぐの?)

のように。ちなみに、末尾に置かないように努力すると

For what do you earn money?

と、なりますね。有名な話ですが、イギリスのチャーチル首相はそのように「文末に前置詞を置いてはいけない。」というルールに反対意見のようです。彼はこのように言ったのです。

This is something up with which I will not put. (これには耐えられない。)

実に皮肉的な言い方ですね。少し笑ってしまいましたが。

※本来 This is something which I will not put up with.

この記事のタイトルにもあるように

Prepositions shouldn't be used to end sentences with.(前置詞は文末におくべきではない)

このように、からかう人も出てきました。

一概に、どちらが正しいとは言えません。しかし、言語は人々が毎日の日々で利用するものです。そのため、日々変化します。今の時代が文末に前置詞をおくことを好むならそれでいいと思います。どちらが正しい、どちらが誤っているの決着をつけるよりも両方ともひとつの変化する英語として習得すべきだと思います。それが本当の英語の学習でもあると思います。

                                  tommy


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