自動詞と他動詞の奥深さ なぜネイティブに笑われた?

 英語は日本語とは異なり語順に忠実な言語です。たとえば、「私はあなたを愛しています。」これを英語にすると「I love you.」ですね。日本語の語順を少し変えてみます。「私は愛しています。あなたを。」この語順でも問題ありませんね。では、同様に英語も変えてみます。「Love I you」これでは誰が誰を愛しているのかまったくわかりません。そのため、日本語に比べて英語は語順が大切になってきます。英語の語順といったら「五文型」が有名ですね。「SV」「SVC」「SVO」「SVOO」「SVOC」この5つです。そもそも、Sとは主語を意味し、Vは動詞、Oは目的語ですね。このようにV(動詞)の後に目的語をとる動詞を総称して「他動詞」といい、目的語を必要としない動詞を総称して「自動詞」というのは学校文法により既習事項だと思います。正直、「自動詞・他動詞」の説明はこれだけで完結してしまいます。しかし、本当の「核心」をつかむことによってネイティブの見ている世界を感じれるようになります。以下では「自動詞・他動詞」の核心に迫りたいと思います。

まず最初に以下の例文を見てください。

Ex1 Tom shot the bird. (トムはその鳥を撃った。)他動詞型

Ex2 Tom shot at the bird.(トムはその鳥を撃った。)自動詞型

上の二つの例文は日本語にしてしまえば同じ(鳥を撃った)です。しかし、二つの文はまったく異なった意味合いを含んでいます。実は、「他動詞型」というのは「主語が動詞によって目的語に《力》を加える」という目に見えない力の関係が存在するのです。つまり、上の例文Ex1は「鳥をめがけて撃ち、命中した(力が及んだ)」という意味を含有した文になっています。それに対して、Ex2は目的・対象となる一点の地点を示す前置詞の[at]が使われています。つまりEx2は「鳥めがけて撃ってはみたがあたったかどうか」までは言及していないのです。まとめると、

他動詞型→「主が動によって目に力を及ぼす」

今回は、この他動詞の核心を紹介したいがためにこの記事を書かせてもらいました。そのため、他動詞型→「(主)が(動)によって(目)に力を及ぼす」これさえわかって頂ければ満足です。

最後に、この知識を知っていると笑える英会話を紹介します。以下のダイアログを見てください。

生徒: I knocked the door of your lab many times,but there was no response.

先生: Oh,really? I was in my lab at that time,maybe.I'm so sorry, I didn't notice you.Next time you come to my office,kindly,knock on my door.haha....

この先生はなぜか最後に笑っていますね。なぜ笑っているかわかった人はぜひ教えてください。今回の知識を使い少し頭をひねればわかります。接触を意味する前置詞[on]

                                  tommy




丸暗記脱却 英語の核心 ~英語教育に革命を~

英語に丸暗記は必要ありません。このサイトでは学校では絶対に教えてもらえない英語の核心に迫り、あなたの英語に対する考え方に革命を起こします。暗記が得意な人は覚えることに苦を感じませんが、暗記が苦手な人からすれば英語の文法や熟語などを暗記することはとても苦しいことで、そのうえすぐ忘れてしまいます。そうならないためには、英語の暗記を脱却し論理的に考えて覚えていけば良いのです。

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