複数形yをiに変えてesを付ける文法など存在しない

衝撃的なタイトルであることは自分自身承知である。これは歴史をさかのぼればよくわかる。今回は、複数形にするときに語尾がyならばiに変えてesをつけるという考え方につい疑問をもってしまう歴史的な話を触れたいと思う。

アメリカのバージニア州 ジェームズ川の河口に廃村の「Jamestown」という地名が残っている。1607年にイギリス人が初めてアメリカに到達した土地である。

彼らは最初は「Jamestown」とその土地を名付けなかった。「Jamescitie」と呼んでいた。

気づいたかもしれないが「citie」というのはもちろん「city」のことである。

そもそも「city」と「town」の違いだが、イギリスでは「city」は国王の勅許状がある町の場合のみ「city」と名付けられ、それ以外は「town」である。

彼らは、「Jamescitie」と勝手に呼んでいたが、のちにアメリカをイギリスが植民地支配した際に許可が下りず「Jamestown」となった。

もう気づいているかもしれないが、昔は「city」は「citie」であった。複数形にする際は名詞の語尾に-sをつけるという法則にのっとり「citie」の語尾に-sをつけると「cities」となる。これが語尾がyの単語に複数形はiに変えてesをつけるという文法?の起源である。


そのため、「city」を複数形にする際にyをiにかえてesをつけて「cities」である。という説明は歴史的事実を全く含んでいない英語の感覚を全く意識しない文法?説明なのである。


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