これを知ったらtravelが好きなんて言えない

 中学の修学旅行で京都に行ったときに英語の先生から班ごとに課題が出されました。それは海外の人に英語でインタビューして写真を撮ってくるということでした。私の所属する班は複数の海外の人に話しかけました。そこで「君たちは何でここにいるの?」と聞かれたので「School Trip」→「修学旅行」と何度も伝えましたが最後の最後まで理解してもらうことはできませんでした。おそらく発音の問題だったんでしょうね。今回はそんな「旅」にまつわる単語の使い分けについての記事です。「旅・旅行」を表すことができる単語はだいたい以下に示すものだと思います。

「trip」「journey」「travel」「tour」

これらの語の違いについて意識したことがありますか?これらの単語の語源からそれぞれの持つ核心を掴むと使い分けは容易にできるようになります。

まず「trip」からです。語源は「踏む・」という意味でした。中オランダ語では「踏みつける」と解釈され、英語にもそれが派生し「新しい地を踏みつける」というところから「旅」という意味が生まれました。「地を踏みつける」ので旅行手段としては「歩き」などで英国では比較的短めの「旅」の時に用いられるようです。

次に「journey」です。語源はjournal「日記」とおなじでjourは「一日」を示しています。昔は「一日の旅」に用いられていましたが、現代の英語では比較的に期間が限定的で少し長くなった旅に用いられる単語です。

続きまして「travel」。なんと「travel」の語源は「拷問台」です。罪の証拠を持っている疑いがある人が連れていかれて拷問される台です。中期フランス語では「苦しんで旅をする」という意味でした。このように語源があまりよろしくないのです。現在では「人に連れていかれる旅」や「会社の都合上いかなければならない旅」に使われます。意識しないで使っているネイティブもいるらしいですが。。。

最後は「tour」です。語源が「turn」「曲がる 回る」と同じです。つまり観光スポットを巡る旅ということです。「tour」のイメージは現代人のイメージと一致しますね。


このようにそれぞれの単語にはそれぞれの歴史的な根源的な「重み」「深み」があります。普段何気なく使っている単語にもその重み深みがあると思って自発的に調べてみるのも面白いかもしれないですね!

                                                     tommy



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