ちょっと待った!その英語

「お風呂に入ったほうがいいよ」を英語にするときに

A You should take a bath.

B You had better take a bath.

このようにshouldはhad betterに置き換えることが可能と学校では教えられますね。しかし、had betterはshouldに比べて「脅し」の意味合いが含まれてしまうので用いる際は注意が必要というのは、みなさんご存知だと思います。

A お風呂に入ったほうがいいよ

B 風呂入れや

訳は、大げさに違いをつけて訳しておきました。今回は、このように実際はNative Speakerはどのように私たち日本人の英語を捉えているのかということを書いていきたいと思います。


「Please sit down」

この表現は、教育の場で先生が必ずと言っていいほど使うフレーズです。そのため、「席にお座りください」という意味合いで使われがちですが、実際はそんな丁寧な意味はありません。先生(上の立場)が生徒(下の立場)に対して「席に着きなさい」という意味で使っています。そのため、目上の方に用いるのには失礼です。ではどのように伝えればいいのかというと「Please have a seat」 (どうぞおかけください)この表現が丁寧で適切です。

※なぜhave a seatにすると丁寧度が増すかというと、いきなり「座る」という意味の「sit」を言ってしまうと「座れ」と命令口調で受け取ってしまいます。しかし、「have a seat」にすればhave(つく)→a seat(席に)→席におかけください。このように「座る」という動作を示す動詞を直接的でなく間接的に示すことが可能になり丁寧度が増します。


「ちょっと話があるんだけど」

上の日本語を試しに英語にしてみてください。

ほとんどの人が[ I have something to say to you.]このように英作文したのではないでしょうか。この表現は「君に言ってやりたいことがあるんだ」のように少し文句を言ってやる的な意味合いが含まれてしまいます。正しくは「I have something to tell you.」です。これならば「ちょっとお話があるんですけど」という意味合いになります。ここで皆さんは思うと思います。「sayをtellに変えただけでなんでそんな変化が生まれるんだ?」と。その発想が英語の感覚を身につけるにあたって重要です。ちなみにその答えは・・・と、書きたいところですが、このブログ自体を普段から見ている人ならわかるはずなのです。なぜなら、sayやtellといった動詞に関しての解説はもうすでにほかの記事で書いているからです。このブログをはじめてみたという人もお手数かけてしまいますけど、sayやtellに関しての記事を探してみてください。


賢い「smart?」それとも「wise?」

賢いね!と言いたいときには注意が必要です。

You are wise!

You are smart!

このどちらかはマイナス的な意味になってしまいます。実はwiseなのです。wiseには確かに「賢い」という意味があります。しかし、wiseはnativeの間では「賢い」を通り越して「賢い人」→「他を見下して偉そうにする」という意味合いで使われています。そのため「wise」の利用には注意が必要です!


この「ちょっとまったその英語」シリーズは数回に分けて書かせてもらいます!まだまだ誤った理解をしやすい英語があるので紹介していきます!


                                  tommy


丸暗記脱却 英語の核心 ~英語教育に革命を~

英語に丸暗記は必要ありません。このサイトでは学校では絶対に教えてもらえない英語の核心に迫り、あなたの英語に対する考え方に革命を起こします。暗記が得意な人は覚えることに苦を感じませんが、暗記が苦手な人からすれば英語の文法や熟語などを暗記することはとても苦しいことで、そのうえすぐ忘れてしまいます。そうならないためには、英語の暗記を脱却し論理的に考えて覚えていけば良いのです。

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