タイトルの疑問を解決するためには動詞のもつ本来の意味をしっかりとつかむ必要があります。
まずtellについてだが、tellは情報伝達をメインとする動詞である。つまり、伝達するためには伝達の対象が必ず必要である。そのため、tellは直後に人的目的語を伴う。
つぎに、sayとspeakについてだが、これはtellとは異なり言葉をしゃべる/ものを言う をメインとする動詞である。つまり、話の内容を伝える相手というのはtellと比較した時そこまで重要としない。つまり、話す内容を伝える対象は補足情報として前置詞toを伴い、副詞句としてsayやspeak に付随する。
これらは別の角度からもわかる。
say,speak,talkはしゃべるための媒体として口を道具として使う。つまり、[言う]や[喋る]ことを前提としている。
それに対してtellは伝えるための媒体として文字やサインを用いて、[伝えること]を前提としている。だから、人的目的語を伴うのである。
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