〇 be married to~ × be married with なぜ?

 大学入試の問題として頻出している語法問題でもあるbe married toに関する話を書いていきたいと思います。


marryの訳語として「結婚する」がありますが原義は「嫁がせる」です。

marry 娘 to ~ 「~に娘を嫁がせる」という意味で使っていました。主語としては親なのか知りませんが、いちいち「お父さんは嫁を~に嫁がせた」なんて言ってられないので、主語を隠すことができる受動態の be married to~を使うのが一般的です。つまり、

娘 be married to ~ 「娘は~に嫁がされる」→「娘は~と結婚する(結婚している)」

ここでのtoの前置詞は方向・対象を示すtoです。そのため付帯をしめすwithが使われるのがいかにばかばかしいかがわかります。marryは「嫁がせる」が原義であるため、be married to~の主語は女性が一般的です。


またgive 娘 in marriage で(娘を結婚の中(in)にgiveする)→(娘を嫁に出す)

またtake 嫁 in marriage で(娘を結婚の中(in)にtakeする)→(娘を嫁にもらう)

つまり、男性が女性を娶るという意味でも使われるようにもなりました。

そのため今ではmarryで「結婚する」という男性・女性どちらが主語でも使える意味がうまれたのです。これが生まれる前までは、男性は「結婚する」を表現するときに、表現方法がないことに気づき探った結果、今日ウェディングドレスなどで使われているwedという動詞が使われていました。


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