試験でやるなよ ”become to do”

「私は音楽を好きになる。」
これをどう訳すだろうか。

〜になるだから、become 使って、そのあとto不定詞か -ing型かな?とか。

知っている人は多いと思うがこう言う時には、 come to do (〜するようになる) という文法が使える。

ではなぜ、becomeではだめか。


まず、前置詞”to”について考えよう。
to には目的、予定や意図、願望などの多くの意味がある。指し示す to 、向かう to などと教わったかもしれない。

もう一つ、to-不定詞はもともと前置詞+名詞の形が発展してできたものである。深くは言わないがこれらのことを理解した上で、考えてみよう。


go to bed → be going to do ○
come to school → come to do  ○
get to Japan → get to do  ○
become to a teacher?
→become to do?  ✖︎

become 以外は上に書いたように、前置詞+名詞的の形が発展して、to の後ろに不定詞も名詞もとれる形でいる。
だが、become の場合、後ろに to は置けない。補語を置いて become a teacherとなったり、 become sickなどとなるはずである。

より理解するために、英語から例をつかって考えよう。

○come to like music
音楽を好きという目的に向かって(to)来る。
いろいろあったのかなかったのかわからないが、結局音楽が好きということに達したのである。

○be to like music
音楽を好きという目的に向かった(to)状態にいる。
これは予定、計画などを表す。

×become to like music
音楽が好きという目的に向かって(to)なっている。
これでは何になっているのかわからない。


やはり、”become”は ”to”とは共立しないのである。



日本語とは英語は文化から何まで完全に一致しているわけではないのである。だから、英語ユーザーとして英語の勉強に努めてはどうだろうか。




参照:「英文法のカラクリがわかる」



1cinol



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